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「目を背けないでほしい〜」というのは、
僕が撮った映画『ジャンクフィルム』の惹句でありまして、
映画史に50年の歴史を刻むショックメンタリーの伝統的手法のオマージュとして
理解してもらわなければなりませんし、
なにより『ジャンクフィルム』を見ていただかないと
正確に意味がとっていただけないかもしれません。
「馬鹿な奴」が如何なるヒトのことを指しているのかわかりませんが、
その「馬鹿な奴」を排除して世界を浄化するためという大義名分のもとに
いかなる表現も規制されるべきではないというのが僕の立場であり、
この15年間はまさにそのために戦ってまいりました。
僕は芸術活動のために生きておりそれなりに自負もあります。
僕が何でも芸術にすれば許されると考えているのは事実です。
その表現が世間で芸術と認められることが条件だということも自覚しております。
僕は僕の美意識に従って生きていますし、美に殉じたいと考えています。
理解してもらえないかもしれません。
わざわざ「オープン」にすべきでない「このようなもの」は
僕にとっては挑戦すべき“極北の表現”でありまして、
また、例えどんな反社会的な表現であっても規制されるべきではなく、
それは情報統制されない世界の多様性ための担保だと信じており、
見解が真っ向から異なります。
しかし僕が僕の信じるものに従って誠実な表現を心掛けていることはお知らせしたい。
僕のような者がいないことで「馬鹿な奴」が減るかどうかはわかりませんが、
僕自身は僕の表現活動を意味のあるものと信じていますし、
現在僕のような表現をやる者は他におりませんから、
残酷描写規制によるその消失で世界が被る危険と損失は大きいと信じています。
この国は昨年のメイプルソープ裁判の勝訴でやっと、
“芸術”の名のもとでの性表現が解放されました。
“ぼかし”があるからこそエロいのだ、というヒトも中にはいますが、
そのような、知る権利を放棄するような考え方は恐ろしいと思います。
僕は発言に自分の責任を持っているつもりですが、
それより表現者として作品を見てもらってなんぼで評価されたいとも考えます。
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